ロシアのプーチン大統領は、核兵器を搭載可能な長距離戦略爆撃機のコックピットに乗り込み、短時間飛行しました。核戦力を誇示するとともに、強い指導者像を示す狙いがあるとみられます。

プーチン大統領は22日、ロシア中部カザンの航空機工場で、ロシアの主力長距離戦略爆撃機の改良型である「ツポレフ160M」に搭乗し、およそ30分間飛行しました。

ロシア大統領府は、プーチン氏がコックピットに乗り込み、操縦かんを握る様子を写した映像を公開しました。プーチン氏は搭乗後、「素晴らしい航空機でまさに新世代の機体だ」とアピールしました。

核兵器を搭載可能な長距離戦略爆撃機は、ロシアが「核の三本柱」とする核戦略の一つで、プーチン氏自らが搭乗することでロシアの核戦力を誇示するとともに、強い指導者像を示す狙いがあるとみられます。