厚くて硬いことで有名な山梨県大月市の伝統銘菓・厚焼木の実煎餅。
煎餅を焼く28歳の職人は60年間続いた店舗の移転を決めました。
これまでの場所での最後の営業と新店舗のオープンに密着しました。
創業59年大月市にある栄月製菓。

焼き台で手際よく作業するのは店主の吉田紘規さん(28)です。
栄月製菓 店主 吉田紘規さん:
「生地の状態が変わったり火の入り方が違ったり、そこは未だにわからない部分が多いので、日々調整・失敗しながらやっている」

焼いているのは厚くて堅いことが特徴の厚焼木の実煎餅。
明治時代から100年以上続く大月市伝統の銘菓です。
小麦粉、卵、砂糖、それに山椒油を入れ、練った生地を3回繰り返し焼くことで分厚い煎餅が完成します。
実はこの店は…。