職人としての仕事は硯を彫るだけではありません。


雨畑硯の原石は自分たちで採掘。雨畑の山奥にある坑道へ年に1、2回行っています。
そこでおよそ1年分の材料をドリルやハンマーなどを使って自分たちの手で運び出します。


中川さんは700年以上続く伝統工芸の歴史を絶やさないように継承をしていく覚悟です。


中川裕幾さん:
僕が今習っているこの後継者として、この伝統工芸を受け継ぐって形になっていくと思うんですけど、私自身、私で終わりっていう風にしないで、次の世代を見つけて次の世代につなげていきたいっていうのはありますね。