雨畑硯は言い伝えでは700年以上の歴史がある伝統工芸で、きめ細かい墨を磨ることできるのが特徴。


2018年には富士川町で作られた雨畑硯が国民栄誉賞の記念品として贈られました。


早川町では大正時代には20人ほどの硯職人がいましたが年々減少。10年ほど前からは1人だけとなりました。


硯職人 望月定徳さん:
昔みたいに学校でも使わないですからね硯自体。需要が減っちゃったんです。

早川町でただ一人となった硯職人の望月定徳さん。中川さんの師匠です。


ひとつ一つ細かく教えることはなく、中川さんは基本的に師匠が削る姿を見てその技術を習得しています。