
地元の漁協によりますと今年の3月からワカサギの漁獲量が一気に減り、例年の1割にも満たない状況になりました。
山中湖では例年より2か月早く4月末にワカサギ釣りの営業を終了した施設もあります。
ワカサギの不漁の要因は気温と関係があるようです。

山中湖漁業協同組合 高村嘉司副組合長:
「(去年の)猛暑と(今年の)暖冬ということもあって、水温が1.5度か1.6度ほど昨年よりも高かった」

ワカサギは水温が30度近くまで上がると死滅するとされています。


山中湖漁業協同組合 高村嘉司副組合長:
「死活問題ですね。業者的な立場から言うと、ワカサギ釣りでにぎわっていた時期なので寂しさもありますね。あまり釣れないのに どうぞどうぞなんてビジネス先行ではできない」

山中湖の漁協は今年も猛暑が予想されているため、ワカサギ釣りの解禁時期の調整も検討することにしています。

なお県の調査では、魚影の確認から来シーズンの漁獲量は期待ができるということです。