地域に親しまれ27年、フラッグに込めた思い

ところで、手書きのものからわざわざ作り変え27年もの間、かけ続けている萩弁フラッグ。なぜ、そこまでこだわるのでしょうか?

久保さん
「普段使っている言葉として大事にしていきたいなと。昔は家族で、おじいちゃんおばあちゃんとお話すればそういう昔の言葉を使った会話っていうのが成り立っていたんでしょうけど、最近はなかなか若い人が方言に触れることがないんだろうと思うんですよね」

上を見て、萩弁を知ることで、会話が弾んでくれれば・・・。江戸時代には「御成道」と言われ、参勤交代の際に使われてきたこの通り。元理事長の久保さんは、そんな田町商店街を「萩弁の要衝」として整え、次の世代への橋渡しを終えました。