楽しい旅の思い出にと、空港でしか買えない、あるものが人気を集めています。
御朱印(ごしゅいん)のように見えますが…実はこれ、空のご朱印「御翔印(ごしょういん)」です。

山口宇部空港の到着ロビーそばのプレミアムショップで、御翔印を入れる御翔印帳(ごしょういんちょう)とともに販売されています。JALグループが地域の活性化を目的に去年、11の空港で販売。今年3月、新たに山口宇部空港など27の空港も加わりました。
「山口宇部空港」の文字は、山口県から多くの偉人が強い覚悟で羽ばたいたことをイメージし、下関出身の機長が筆書きしたもの。「第二十二番」は、JALが国内線で22番目に就航したことを意味しています。
御翔印帳はエンジと黒の2種類を合わせるとJALのロゴ・鶴丸になります。御翔印は発売から1か月あまりで、400枚以上売れました。

プレミアム山口・田中寛社長
「予想以上に売れていますね。きょうも朝から1人の方が3枚買われる方もおられましたし…。ここに来ないと買えないというので、やはり価値があると思います」
購入する方は若い人から高齢者までさまざまですが「旅の思い出に」という人が多いそうです。
日本航空山口支店 長宏アシスタントマネージャー
「コロナも落ち着きつつありますし、これから大型連休ということで、さまざまなところにご旅行に行っていただいて、御翔印をお買い求めいただくことにより、交流人口の増加、地域活性化につながればと思っております」
JALではこの御翔印を、離島や海外空港にも広げていくそうで、旅先で集めてみるのも楽しいかもしれません。