去年9月、山口県周南市の徳山下松港で見つかった不発弾は25日午前11時すぎに爆破処理されました。市民への影響もなく作業は問題なく終了しました。

吉冨冴記者
「時刻は午前6時半を回ったところです。11時ごろの水中爆破処理に向け自衛隊とみられる船が桟橋の近くで準備を進めています」
不発弾は去年9月、徳山下松港の海底で見つかりました。
石油化学工場が並ぶ周南コンビナートの一角で、出光興産徳山事業所の桟橋からわずか50メートルほどの場所です。

海上自衛隊が不発弾の近くに爆薬を設置し、遠隔で起爆しました。
吉冨冴記者
「今、爆破処理されました。水柱が上がっています。どんという音も聞こえました」
不発弾は午前11時8分ごろに爆破処理されました。
現場が見える海沿いには多くの人が集まり、作業の様子を固唾を飲んで見守りました。
今回は爆破処理作業として国内で初めてバブルカーテンの技術が採用されました。バブルカーテンは水中に設置した装置から大量の泡を出して「空気の壁」を作り爆破の衝撃波を和らげるものです。
当初は土のうを使う予定でしたが周辺に別の不発弾があった場合、土のうの重さなどで刺激を与えるおそれがあったということです。
現場周辺は作業に伴い船舶の航行などが禁止されましたが、規制は午後1時すぎに解除されました。
爆破処理を受け、県や周南市など14の機関と団体でつくる対策本部が会見を開きました。
不発弾処理等現地対策本部 藤井律子本部長(周南市長)
「13時08分をもって警戒区域を解除し、ここに不発弾処理作業の終了を宣言いたします」
爆破後、海上自衛隊や消防などが陸上と海中を確認し異常がなかったとことが報告されました。衝撃を緩和するために採用したバブルカーテンも一定の効果があったということです。
不発弾処理等現地対策本部 伊田敏章副本部長(県総務部理事)
「目立った被害は今のところ報告されておりませんので、今回初めて取り組んだバブルカーテンという方法ですけども一定の効果があったものと理解しております」
処理された不発弾は長さ120センチ、直径40センチということです。
不発弾処理等現地対策本部 藤井律子本部長(周南市長)
「多くの皆さんのおかげで、この半年間市民の皆さんが心配に思われていたことが解決できてとてもうれしく思っております」
爆破処理の予算は8億円で、県と市が半分ずつ負担する方針です。
現場周辺の海域ではほかにも4か所で金属反応が確認されています。不発弾との距離が近かったため調査が見送られていましたが27日以降、出光興産が単独で調べることにしています。













