去年春に15本から9本に減った、JR徳山駅(山口県周南市)に停車する新幹線「のぞみ」の増便を求めて、19日、周南市や地元コンビナート企業5社がJR西日本に要望しました。



要望書を提出したのは、周南市の藤井律子市長や出光興産徳山事業所など5社の所長ら6人です。

「コンビナートで形成される周南地域は県の産業発展をリードする」などとして、首都圏へ直結する新幹線「のぞみ」のビジネスでの必要性を訴えて、朝や夕方の出発便や夜の到着便を増やすよう求めました。

藤井律子 周南市長
「やっぱりこのまちの特性を考えていただいて、より停めていただくほうに力を注いでいただきたい」

出光興産徳山事業所 三品鉄路 所長
「ここにある企業はだいたい東京に本社や支店があったりすることが多いので、東京との行き来が多いですから、それを一本で行ける「のぞみ」っていうのは、非常にわれわれビジネスマンにとっては便利だった」

「のぞみ」をめぐっては、去年8月、周南地域3市や経済界なども増便を求めました。

JR西日本は「利用状況を見て対応を検討したい」としています。