原料から完成まで集落で完結 県無形文化財「深山和紙」その作り方は…

先月、今年の和紙作りが始まりました。
地区の男性たちが運んできたのは「楮(こうぞ)」と呼ばれる、和紙の原料になる木です。

白鷹町深山地区・加藤榮一区長「きょうは、深山和紙作りの一番大変な仕事(午前)4時半からの作業だから」
この日行われたのは、和紙作りの最初の作業「楮ふかし」。

楮の束を、水が入った桶の上に置き、かまどに火をかけ蒸していきます。
蒸かした楮は冷水に。
こうすることで、和紙の原料になる皮がはぎやすくなるそうです。
地区住民「難しくない。何本もまとめてむくのが本当の技法」
はいだ皮は天日干しに。

一連の作業を地区の住民たちが手伝います。
紙すき職人・高橋恵さん「地域で守ろうという事で守ってくれているので、それをつなげていかないと」