■なぜここまで浸透?
全国的には、おととし、大麻による逮捕者数が初めて覚せい剤を上回りました。そして大麻の逮捕者の7割以上が若年層となり、若者への大麻のまん延は全国規模での問題となっています。

なぜ、ここまで浸透しているのか。
その理由の一つが、SNSを使った情報拡散です。
松浦亜実 記者「SNSでの薬物取引はどんどん巧妙化しています。若者でも簡単に薬物が手に届く時代です」
警察に売買の状況を聞くと、驚くべきことがわかりました。
密売人は、SNSなどで違法薬物の販売広告を投稿しているというのです。

広告の投稿は拡散力のある「X」などで行われていて、情報に触れた人がメッセージを送ると、秘匿性の高い「テレグラム」や「シグナル」などのアプリに誘導され、受け渡し方法や代金などの取引が行われるという仕組みです。
