■絵文字による暗号化も進む

県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「SNS上での密売では、
よく隠語が使われます。例えば、大麻は野菜や、クサ、ハッパ。覚せい剤は、アイスや氷などです」

最近では絵文字による暗号化も進んでいました。

県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「大麻はブロッコリーや花束の絵文字、大麻リキッドはハチミツの絵文字、覚せい剤はアイスクリームや氷の絵文字などです。これらの隠語や絵文字は日々複雑化していきますので、今後はまた新たなものが出てくると思います」

記者が実際に調べてみると。

松浦亜実 記者「確かに出てきますね。こちらのブロッコリーが大麻、はちみつが大麻リキッドだということです。ほかにも絵文字がずらりと並んでいます。手押しという言葉も見受けられます」

「手押し」とは、「手渡し取引」の意味で使われる隠語です。

県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「SNSで絵文字や隠語を使うようになると、違法薬物を入手することへの心理的ハードルが下がったようにも感じるかもしれませんが、違法薬物の取引であることに変わりはない」