去年も1匹10円の値段…3年から5年続く説も
店にとっては、イワシが獲れ過ぎると、ほかの魚が獲れなくなるのが悩みの種だといいます。この“イワシが獲れ過ぎ”の現象は去年もあり、その際も1匹10円の値段がつけられました。
浜井フードセンター 浜井大祐さん:「去年多い時だとこの倍以上置く日もありました。それでも10匹100円なんですけど、先週1人で200匹くらい買った方もいらっしゃいましたし、富山県だけじゃなく石川県や福井県から来た方もいらっしゃいます。観光ついでにそんな情報を聞いてきたんだと思います。まさかイワシの情報だけ聞いてくるとは思いません」


1人で数百匹買う人もいて、イワシは午前中に売り切れてしまうといいます。“イワシの獲れ過ぎ”はいつまで続くのでしょうか?
浜井フードセンター 浜井大祐さん:「イワシは春の魚なので、もともと穫れる時期なんですけど、去年から明らかに穫れ過ぎてる状態ですね。こういうのは何年かの周期で穫れたり穫れなかったりというのが一般的らしいので、去年の時点で3年から5年続くと言われていたんです。さすがに漁師さんも困りますので、穫れ過ぎない方がいいと思っていたんですけど、やっぱり穫れ過ぎた」

イワシの獲れ過ぎは3年から5年続くとみられています。一方、獲れ過ぎると値段が下がるため、漁師泣かせだといいます。

浜井フードセンター 浜井大祐さん:「うれしくない風物詩ですね。お客様にとってはいいんですけど、漁師さんがお困りみたいですね。やっぱり毎日、漁に行きますので、燃料代にもならないと聞きますし、(店にとっては)うれしい半分、ほかの魚がいないので、困るのが半分ですね」
脂がのったイワシ、おすすめの食べ方は?

浜井フードセンター 浜井大祐さん:「お刺身でも十分食べられるんですけど、近所の方々は干して食べたりする方が多いみたいです。だから1人で何十匹も買われて家に持って帰って下処理して干して、それをまた近所の人に配ったりとかする方が多いみたいです」