能登半島地震により富山県内でも広い範囲で液状化現象が確認されました。専門家によると、富山は液状化が起きる危険性が高い地域だといいます。その被害は“山が消えた”大地震として知られる166年前の飛越地震を伝える絵にも残されていました。

「大地より水を吹き上げる」

田畑から土砂が噴き出し逃げ惑う人々。これは166年も前に富山で起きた地震で液状化現象を伝える古文書です。そして今年の元日にも、富山で液状化の被害が起きました。

伏木にある創業96年の老舗和菓子店、こし村百味堂。今回の地震で店は傾き、和菓子作りを行う厨房には泥が入ってきました。

こし村百味堂三代目・越村淳平さん:「できればここでと思っているんですけども、地盤がしっかりしないところっていうのを心配しています」

店の裏を見せてもらうと…

こし村百味堂三代目・越村淳平さん:「こういう風に土台が崩れてしまって、その上に鉄板が敷いてあったんですけど、そちらのほうも崩れてしまってという状態で。日に日になんかちょっと沈んだりもしているんじゃないかなと思うところもある」