富山県立山町のキャンプ場設計業務を巡り"官製談合"の疑いで逮捕です。
官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されたのは、立山町教育課の係長・宮越貴浩容疑者(50)と富山市の押田建築設計事務所の常務・森一夫容疑者(75)です。
警察によりますと、去年4月20日に立山町が執行した公共工事「グリーンパーク吉峰新オートキャンプ場整備実施設計及び工事監理業務」の指名競争入札で、入札の担当者である宮越容疑者が森容疑者に対し、入札の指名通知前に、秘密事項である「仕様書の案文」を閲覧させ、業務の実行に着手させた疑いがもたれています。
この入札をめぐっては、最初に落札したのは森容疑者の建築会社ではなく別の会社でしたが、その会社が辞退したことで森容疑者の会社が落札。容疑者2人には、協議した上で、他の競合業者にとって履行困難な内容を仕様書に盛り込んだりした疑いも持たれています。

工事の落札予定価格は税抜きで670万5000円で、実際に落札された価格は620万円でした。
県警は「捜査に支障がある」として、容疑者2人の認否を明らかにしていません。
職員の逮捕と公共工事の談合疑惑について町長は-
立山町・舟橋貴之町長:
「職員が逮捕されたことを今ほど聞かされて大変驚いている。(宮越容疑者は)大変真面目で一生懸命仕事してくれる職員だった。町では入札は法令に則って適正に行っていると思っている、よって警察の捜査が終わるのを待ちたいと思う」











