富山地方気象台によりますと、県内では、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、3日夕方から4日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
地震のため地盤が緩んでいるところがあり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるため、大雨警報を発表する可能性があるとしています。
3日夜遅くから4日かけて土砂災害に注意・警戒してください。また落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
3日に予想される1時間降水量は、いずれも多いところで、東部・西部ともにおよそ15ミリ。
2日午後6時からの24時間で予想される雨の量は、いずれも多いところで東部・西部ともにおよそ50ミリ。
気象台では、地震で揺れの大きかった富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、射水市、南砺市、舟橋村では、地震による地盤の緩みを考慮し、大雨警報・注意報の基準を通常より引き下げて発表するとしています。
気象台は、今後の地震や雨に十分注意して、家屋倒壊や土砂災害のの恐れがある危険な場所には立ち入らないように呼びかけています。地震発生から1週間程度、特に今後2~3日の間は、最大震度7程度の地震に引き続き注意してほしいとしています。