富山には東西の文化の分水嶺が…

県西部の沿岸部は西日本の影響、県西部の内陸部は京都の影響を受けているといいます。

同志社女子大学 日本語日本文学科
中井精一教授:「富山県の文化は、いくつかの流れによって出来ている。富山県西日本なので、西日本の文化をどれだけ受け入れているか、受け入れていないかっていうことで文化の差が出ている」「砺波とか小矢部はお寺がありますよね。瑞泉寺とか、善徳寺とか。浄土真宗の大きなお寺で京都とダイレクトに繋がっているわけですよ。何も入らないようなお餅と汁と薬味だけみたいなお雑煮が多い」


県西部の沿岸部は西日本の影響、県西部の内陸部は京都の影響を受けているといいます。

一方、西日本から距離のある県東部は、影響を受けにくいため独自の文化が発展していったといいます。


同志社女子大学 日本語日本文学科
中井精一教授:「独自の文化って何って言ったら彼らの日常生活の土台に乗っかった文化ということ。漁業を中心としたような生業で成り立っている食べ物。色んな魚。あるところではフクラギ入れてるし黒部の生地なんかの漁港があるところでは色んな魚が入っていたりする。魚津なんかでもフクラギが入るところもあればサバを入れるところもあってごちそうがお雑煮に反映する」「こんなにコンパクトな県なのに西と東でここまで違うというのはよその都道府県では無いと思います」


正月料理の代表で、家族みんなで味わうお雑煮は様々な文化の上に立つ郷土料理でした。あなたのお雑煮には何が入っていますか?

 
   
  










