富山市の中心部西側を流れる神通川に架かり、老朽化している神通大橋(じんづうおおはし)について、富山市は上流側の橋の架け替え工事を2027年度以降に始める予定であることがわかりました。
神通大橋は、富山駅西側の富山市神通町と富山市の五福地域を結ぶ全長425メートルの橋で、神通川の上流側と下流側に1本ずつ架かっています。


架け替え工事を行うのは上流側で、新たに歩道を設けて幅を現在の7メートルから12メートルに広げます。
整備費はおよそ100億円を見込み、着工は2027年度以降の予定です。工事期間中は渋滞緩和のため下流側での対面通行を検討しています。

富山市によりますと、神通大橋を通る車は1日およそ2万4000台と市内最大規模の橋ですが、上流側は1956年、下流側は1969年に完成し、特に上流側の老朽化が課題となっていました。

市の道路構造保全対策課は「橋の一部にはひび割れや腐食がみられ、重さに耐えられる基準も現在の国の基準を満たしていない。慎重に工事を進めていく」としています。
