中川環アナウンサーが台湾へのメディアツアーに行ってきました。富山からも気軽に行ける人気の海外旅行先でしたが、コロナ以降台湾への定期便はストップしています。そしていま、再開に向けた動きが活発化していて、富山県が先日、台湾への旅行需要を喚起しようと台湾へのメディアツアーを企画、中川アナが参加しました。「台湾の魅力再発見」です!

日本人に人気の海外旅行先、台湾。定期便が再開されたら、富山からは直行便で3時間半です。おいしい食べ物・・・。

中川環アナウンサー:「肉汁があふれています」

美しい自然・・・。

中川アナ:「おー!きれい!」

楽しい体験もできる。

中川アナ:「おーーー!」

今回は、ここに行けば間違えなし!台湾の定番スポットをたっぷりお伝えします。

人口およそ248万人の台湾の首都・台北(たいぺい)には、台湾の魅力がぎゅっと詰まっています。まずは、観光の定番スポットから。

中川アナ:「台湾の最大パワースポット、龍山寺にやってきました。朝8時半ごろですが、多くの方がいらっしゃいます」

龍山寺は、1738年に創建された台北で最も古い寺院です。100以上の神様が祀られ「ご利益のデパート」とも呼ばれています。3回礼拝するのが台湾流の参拝方法。台湾にも、おみくじがありました。しかし、引く前にやらなきゃいけないことがあるんです。

中川アナ:「台湾のおみくじはこの赤い木片を使って、神様におみくじを引いていいかどうかを尋ねるんです」

そう。おみくじを引くにも神様のお許しが必要なんです。この三日月形の赤い木片には、表と裏があり、丸みを帯びた面が表。平らな面が裏です。

ふたつ投げて表と裏が出ればおみくじを引く許可が出ます。おみくじチャンスは1日3回までさぁ、神様のお許しをいただけるのか?!

結果は表と・・・・裏!!お許しをいただけましたー!

だが、一筋縄ではいかないのがこのおみくじ。くじを引いたところで。。。

中川アナ:「80番のおみくじを次、引いていいか、またこの木片を使って神様に尋ねます」

そうなんです。引いた番号で良いかのお許しまで必要なんです。

中川アナ:「これは裏と裏なので80番じゃだめだよということですね」

2度目で無事に神様のお許しが出て、おみくじにたどりつきました!!

中川アナ:「ガイドさんによると『上上』なので大吉。これから上昇していくよって意味のおみくじらしいです。よかった」

歴史と文化を感じられる観光スポットをもうひとつ。「忠烈祠(ちゅうれつし)」です。

ガイド 張惠貞さん:「建国のために亡くなった人たちの位牌が祀られているところ。日本の靖国神社みたいなところ」

見どころは、衛兵たちによる「衛兵交代式」です。訓練された衛兵たちによる一糸乱れぬ動きに、思わず息をのんでしまいました。午前9時から午後5時まで1時間に1回行われていて自由に見学することができます。

続いてはグルメ!台湾に行ったら絶対外せない料理といえば。そう、小籠包です!

こちらのお店は、ニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」の1つにも選ばれるほどの名店。

中川アナ:「多くの方が並んでいますよ」

それゆえ基本的に事前予約はできません。私は1時間待ってようやく入店できました。一口に「小籠包」と言っても、さすが本場はバラエティ豊かです。

店員:「野菜蒸し餃子、野菜はチンゲンサイね」

中川アナ:「いただきます、豚肉の小籠包です」「豚の油と肉のホロホロ感、生地のもっちり感、すべてがあいまってもうベストなバランス」

世界が認めた小籠包。行列に並んででも食べたいおいしさでした。そして、富山県民としては見逃せないスポットも。高岡の鋳物メーカー「能作」です。

去年5月、台北に路面店をオープンしたんです。店内には、定番商品のほか、台湾で縁起が良いとされているひょうたんやパイナップルの形をしたアロマディフューザーなど台湾限定の商品があります。また、こんな違いも…。

能作 台灣品牌概念店 平川正紘さん:「これ実際の箱なんですけれども、中華圏、台湾とかって、大きめの箱を好まれることが多くてこういったギフトボックスになっています」

台湾には、あまりなじみのないという錫製品ですが、旧正月の贈り物として重宝されています。

能作 台灣品牌概念店 平川正紘さん:「台湾ですごくPRして、今度富山に行くから、日本に行くからそこで買いますという人も結構います」「富山だったり高岡の紹介をこのお店を通じて発信できたら良いなと思います」

最後にご紹介するのは、私、中川が台湾の旅で特に気に入った「朝時間」です。ツアーのスケジュール前にふらっと宿泊先近くの公園に行ってみると…。

おそろいのジャージを着た女性グループがユニークな体操をしていました。グループのリーダーに誘われて戸惑いながらも飛び入り参加することに。

中川アナ:「ラジオ体操みたいな感じなんですかね、ハッ、ハッ」

台北の公園では朝から運動をする人が大勢いて、観光客も気軽に参加できるそうなんです。

中川アナ:「どういう意味なんだろ、これ?楽しい、いろんな曲で」

観光ガイドブックには載っていないこういうスポットがあるのも台湾の魅力です。