警察と消防が到着…救助されたのは

どうやら道路の下に続く用水路から助けを求めているようです。

午後8時12分ごろ、2人は警察に110番通報します。その間、「大丈夫ですか」と声をかけ続けました。3分ほどした後に警察官が到着、その後、消防隊員も到着して、救助活動が開始されました。

消防隊員がロープを体に巻き付け、用水路から道路下の「暗きょ」に入っていきます。サイレンを聞いて集まった人たちが、救助の行方を見守ります。

午後8時28分、消防隊が全身ずぶ濡れの男性を連れて、用水路の中から現れました。男性が声を聞いてから30分近くが経っていました。

第一発見者の男性:「(用水路の)だいぶ奥だったみたいで目では普通に見えないぐらい奥に(男性が)いた」

消防などによりますと、救出されたのは97歳の男性でした。男性は用水路に落ちて、道路の下まで数十メートル流されたとみられます。男性は救急車で運ばれましたが、命に別状はありませんでした。