先月、富山県高岡市の母親と娘が夜、雨の中たった1人で歩くパジャマ姿の小さな女の子をみつけました。走り出す女の子…親子は「周りに保護者の姿もない」と不思議に思い、女の子を追いかけます。この後、親子がとった、とっさの判断とは。さらに親子には意外な過去があったのです。

母 藤森朋美さん:「ここのカーブのところへ向かうと人影が見えたので…」

高岡市の医療事務員・藤森朋美さんと長女で大学生の愛望さんです。藤森さん親子は、先月15日の午後10時近く、高岡市江尻で車を走らせていました。

すると、道路脇にパジャマ姿の小さな女の子が…。周囲に街灯はなく、当時、あたりは真っ暗です。2人は、車から降りて「どうしたの」と声をかけますが…。

長女 愛望さん:「この沿いをずっと走っていって、私はその後を追いかけました」

女の子が走り出したのです。周囲には用水路があちこちに…藤森さん親子がとった、とっさの判断。娘の愛望さんは、女の子が用水路に落ちたり交通量が多い道路に出てしまったりしないように300メートルほど必死に後を追います。その間に母親の朋美さんが110番通報をしました。