重さと容量の大きさを重視する人も…
1965年創業の土屋鞄。ランドセルを作り続ける職人さんもニーズに変化を感じているといいます。
土屋鞄製造所軽井澤工房 浅井俊克工房長:「大きさも結構変わったりしていますし、すごく軽さがいま求められていたりするので」

いま、タブレット端末の導入などで児童の荷物の重量化が指摘されています。実際に小学校に通う児童と保護者に聞いてみると。
女の子:「重い」
男の子:「学校から家まで歩いとったら、ここから汗がびちょびちょになっとる」
女の子:「宿題とかパソコンとか(入っている)」
記者:「これパソコン?」
女の子「パソコン。3年生のときに始まった」

父親:「学校に置いていってもいいよと言われているけれど、本人やっぱり持ってきちゃうね」
父親:「やっぱり多いね。多い。毎朝出ていくときにかわいそう。『持ってって』って渡すときも重たいから」
母親:「ノートパソコンまで頭になくて。(ランドセルを)選ぶときはデザインとかを先行して。かっこいい良さげな感じのものを」
色やデザインのほかにも軽さや容量を重視する人が増えているといいます。

土屋鞄製造所軽井澤工房 浅井俊克工房長:「大きさも求められているので大きくしなきゃいけないんですけど軽くもしなきゃいけないという両方取りなところがあるので。人工皮革を一部使ったりすることで、工夫をして職人はつくっています」

土屋鞄では牛革と人工皮革を合わせ従来のものよりも100グラムほど軽量化したりランドセルのマチを1センチサイズアップするなど変わりゆくニーズに対応しています。
実際に背負ってみると。
記者:「フィット感がすごいです。すごく軽い。私が背負っていたランドセルよりも圧倒的に軽くてびっくりしています。すごい…」

軽さに容量、色、デザイン…。ランドセルは多様化する時代にあわせて進化を続けています。
土屋鞄製造所ランドセル販促企画課
高橋夏生さん:「見て、実際に背負ってもらえる場となっておりますのでランドセル選びがご家族の思い出づくりとなるような体験の場としてご用意しております」

来年の春に向けて家族、親子の楽しくも悩ましいラン活が続きます。










