富山県内のSDGsの取り組みを紹介します。今回は里山が竹によって浸食され荒れてしまう「竹害」について考えます。竹を伐採するのではなく、食べて解決しようという取り組みが富山県内で始まっています。

富山県上市町の放置された竹林…。

中川環アナウンサー:「すごく足場悪いですね」

水林憲一さん:「足場悪かろう。(竹林に)入るのもやっとって感じ…」

地元で竹炭作りを行う水林憲一さん。20年以上に渡り、竹林の管理をしています。

水林憲一​さん:「ここら辺、3,4年放置すると、こういう状況になるね。(竹は倒れやすい?)倒れやすい。雪に弱い。中が空洞だから折れやすい」

1日に1メートル以上伸びた記録があるほど、成長のスピードが早い竹。タケノコの収穫が間に合わず、管理が行き届かなくなり、その結果、竹林が放置されるケースが多いそうです。

さらに竹は、根が浅いため雨などで地盤が緩むと、山の斜面が竹林ごと滑り落ちる土砂災害を引き起こす可能性もあります。