シリーズ「消える高齢者」として今年1月からお伝えしている高齢者の行方不明問題。富山県内の老人ホームを対象にしたアンケート調査から6割近い施設で高齢者が行方不明になるケースがあったことが分かりました。中には11人も行方不明になった施設もあり、深刻な現実が浮かび上がりました。
きょう11日、富山県ではまた用水路で高齢者が遺体で見つかりました。亡くなったのは富山市の84歳の加藤奈津子さん。前日の10日午後11時に行方不明の届け出が警察にありました。

しかし、およそ7時間後の11日午前6時15分ごろ、自宅から200メートル離れた用水路に転落しているのを家族が発見、まもなく死亡が確認されました。加藤さんが認知症かどうかは警察の取材からはわかりませんでしたが、また自宅から行方不明になった高齢者の命が失われてしまいました。