一連の地震活動の中で起きた今回の震度6強。富山県内では最大震度4と、珠洲市に比べれば小さいものでしたが、決して大きな地震が起きないことを担保するものではないようです。

富山や石川の地震について研究する富山大学名誉教授の竹内章さんは、今回の地震は能登地方で2020年の12月から続く群発地震の中でも最大級のものであると話します。

富山大学名誉教授 竹内章さん:
「群発地震が起きる仕組みから考えると地殻変動というような地盤の動き。(原因は)地下からの水というものが考えられます」

竹内さんは、震源の周辺に地下十数キロに水のような液体が存在し、これがプレートが動く過程で上がってきて周辺の岩盤に力を加えたり、断層に入り込んだりし、地震を引き起こしているとみています。