用水路の中で3時間半も助けを求めて…
妹の遥花さん:「ここで転んで動けないから救急車呼んでって。なんか足のところ。いたたた…って」


左足が痛そうにする男性。田んぼの用水路に転落して、動けなくなっていました。自分で立つこともできません。姉の蒼依さんが、持っていた携帯電話で、すぐに119番通報をします。そのときの様子を再現してもらうと。


姉の蒼依さん:「ローソンの近くで転んでけがしたおじいさんがいるので…」


蒼依さんは、妹の遥花さんに男性の近くに残るよう指示して、警察と合流するため、自分たちがおやつを買ったコンビニに向かいます。そして、警察官、消防隊員を現場まで誘導しました。
用水路に転落してから4時間近く、男性は無事救出され、病院に運ばれました。
警察と消防によりますと、男性は田んぼの除草作業をしていたところ、誤って用水路に転落。左足の太ももを骨折していたそうです。

警察の到着を待っている間、妹の遥花さんは男性からこんな話を聞いたといいます。
妹の遥花さん:「おじいちゃんが“こんなこと起こると思わないよね”と。ドキドキした。すごい不安だった」


用水路は、幅が80センチ、深さが50センチほどで、周囲を田んぼに囲まれ、外からは男性が見えない“死角”となっていました。

