一方でホタルイカ漁の海上観光は間近に…
16日は来月運航が始まるホタルイカ漁の海上観光船の安全点検が行われました。
ホタルイカの神秘的な光を船上から楽しむことができる海上観光は、毎年大勢の観光客が訪れる「富山湾の春の観光の目玉」です。
伏木海上保安部や国交省の職員らが、救命胴衣が適切に管理されているかや、運行管理に問題がないかなど入念にチェックしました。
去年4月に発生した北海道・知床半島沖での観光船の沈没事故では、海上での通信手段がないというずさんな安全管理の実態が明らかになっています。
この教訓を生かそうと、ことし初めて海上からも連絡できる衛星電話を導入。
しかし、この日の点検で衛星電話を船上で起動させたところ電源が思うように入らず、立ち上がりに手間取るトラブルが発生。操作方法に詳しい船員に教えてもらいながら、起動の手順などを入念に繰り返していました。
観光遊覧船事業部 川口隆栄船長:
「導入されたのが初めてなので、練習をしてスムーズに通信できるように努めていきたいです。再度気を引き締めて安全に運航していきたいなという気持ちになりました」