富山県の新田知事は県武道館の建設費が資材費の高騰などにより新年度の予算計上が見送られたことについて「前言を翻したことは大変申し訳ない」と陳謝しました。

これは27日の県議会で最大会派・自民党議員会の代表質問に対して新田知事が答えたものです。

富山市で建設が予定されている県武道館を巡っては、資材費の高騰に伴い建設費が当初想定していた89億円から110億円にまで上昇。新田知事は建設場所や基本設計について検討する必要があるとして新年度予算案に盛り込みませんでした。

新田知事:
「どのような対応が適切か、様々な観点から検討する必要があると考え、今議会での建設費などに関する債務負担行為の設定を見送ったところです。本議会に債務負担行為を提出するという前言を翻したことになり、お詫びを申し上げます」

一方で、県武道館の開館の時期については予定通り2027年度を目指す方針です。