北朝鮮に関するニュースです。国連の制裁下にもかかわらず、実はいま、工場やリゾート施設などの建設ラッシュに沸いているといいます。その北朝鮮に中国の業者がショベルカーなどの重機を輸出していることが分かりました。「制裁破り」の実態を取材しました。
これは、北朝鮮国営・朝鮮中央テレビが公開した映像。建設中の宮殿のような建物はロシアを支援するために派遣された北朝鮮兵士を称えるための記念館だといいます。
工事の進捗を視察した金正恩総書記は、自らフォークリフトを運転。木を運ぶ兵士らの背中を押したり、一緒に運んだりして植樹をしました。
実はいま、北朝鮮は地方都市でも工場や商業施設、リゾートホテルの建設が進められ、建設ラッシュに沸いています。中国との国境沿いの街でも…
記者
「多くの作業員が堤防の建設作業に従事しているようです」
去年8月、JNNは北朝鮮で進められている建設工事を撮影。
記者
「ショベルカーですね。堤防の建設作業を行っています」
現場には重機も投入され、中国のメーカーのロゴが付いたブルドーザーもありました。
しかし、国連の安全保障理事会は北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、重機の輸出を禁じる制裁を科しています。なぜ、中国の重機が北朝鮮にあるのでしょうか?
記者
「中国のSNSには北朝鮮への重機の輸出実績をアピールする動画が多く投稿されています」
「私のうしろにある2台の車両は北朝鮮のお客さんの注文品です。最近、北朝鮮からの注文が多いのは大規模な建設事業を進めているから」
制裁で禁じられている重機を本当に輸出しているのか、業者に確認してみると…
北朝鮮に重機を輸出している業者
「北朝鮮向けは2025年から(中朝国境の街)長白県に送っています。去年は十数台を輸出しました。いま、北朝鮮の建設機械の需要はとても高い」
去年から重機を輸出していることを認めたのです。制裁について聞いてみると…
北朝鮮に重機を輸出している業者
「なんの制裁ですか?制裁は私たちに何の関係があるのですか?」
知らなかったうえ、「当局から輸出をとめられたことはない」と話しました。中国と北朝鮮の貿易に詳しい専門家は…
新潟県立大学 三村光弘 教授
「(中国当局は)他の用途に転用される可能性の低いものであれば輸出しても大丈夫なんだろうと判断している可能性はあります」
こうした判断の背景にはアメリカの存在もあると分析しています。
新潟県立大学 三村光弘 教授
「1品目でも輸出したら『中国が制裁を履行してない』との見方をアメリカはしなくなったと(中国当局が)思っているのかもしれません」
中国との関係を安定させることを重視し、金正恩総書記との対話にも意欲を示すトランプ大統領。その姿勢は国連の制裁にも影響を与えはじめています。
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