■宝くじで100万円近く当たったことも

検察官:「ギャンブルで当てたことはありますか?」

石田被告:「宝くじで100万円弱あたったことがあります」

検察官「そのお金を何に使いましたか?」

石田被告:「本来なら返すべきでしたが、使い込んだ金が多額になっていたので、自分の口座に入れました」

検察官:「ギャンブルで当てて返すはずだったのに口座に入れたのはどうしてですか?」

石田被告:「やっぱりもっと大きいのを当てたくて」

検察官:「実際の損害額は1800万円だと聞いていますが、自分自身でどれくらいだと思っていますか?」

石田被告「…」

検察官:「ギャンブルに使ったのは何割くらいですか?」

石田被告:「正確にはわかりませんが、6,7割はギャンブルに回ったと思います」

■ギャンブルに依存しているかの質問に…

検察官:「ギャンブルに依存しているという自覚はありますか?」

石田被告:「あります」

検察官:「ギャンブルを止められますか?」

石田被告「やめます」

検察官:「なぜそう言えるのですか?」

石田被告:「ここで止めなければ…」

検察側は、「業務上の地位を利用し、住民の信頼を裏切った悪質な犯行だ」として懲役4年を求刑。

一方、弁護側は、「焦りで冷静な判断が出来ない状態でギャンブルを続けた結果、悪循環に陥っていった」としたうえで「2か月に1回、10万円を返済する内容で被害者と示談が成立している」とし執行猶予付きの判決を求めました。

判決は3月23日に言い渡されます。