神社の改修費用1390万円を着服したとして業務上横領の罪に問われている男。実際の被害は1800万円とも言われています。21日、男の被告人質問が行われ、神社の改修費用を着服し、ギャンブルに手を染めていく経緯が本人の口から明かされました。宝くじで当たったことがあるとの発言も…。

■着服した金をギャンブルに使った経緯とは

石田精一被告:「着服したお金を住民にばれる前に返済するには、ギャンブルであてて返すしかないと思いました」

業務上横領の罪に問われている富山市婦中町の無職・石田精一(いしだ・せいいち)被告、65歳。

石田被告は富山市婦中町小長沢にある若宮八幡社の改修整備委員会の会長を務めていた去年8月までに179回にわたり、委員会名義の預金口座から現金およそ1390万円を着服したとされています。

21日の被告人質問で、石田被告は。

石田被告:「着服したお金は借金の返済、生活費、あとはギャンブルですね。競輪や競艇をしていた時も楽しいと思ってやっていたことは1度もありません。お金が欲しいという気持ちだけでギャンブルをやっていました」

借金返済のためにギャンブルをしたという石田被告ですが、被告人質問の中でいくつもの矛盾が浮かび上がりました。