3週間で1年分のイワシに匹敵…
どうしてこんなにイワシが獲れたのでしょうか?
漁師 曽場慎太郎さん:「イワシは群れで行動している魚なので、単に爆発的に数が増えて、それが海の中でイルカだとかクジラだとか大型の魚に追い回されて、そのまま定置網に迷い込んで、おびただしい数が入ったのか…」
イワシを研究する富山県水産研究所は。

富山県水産研究所 瀬戸陽一さん:「本当に1日に200トン近くぐらい、富山県全体でなんですけど、漁獲されているということで、かなり来遊量が多いのかなと…」


1日200トンの漁獲量は、去年1年間に獲れたイワシの21分の1にあたります。これが3週間続けば、1年分のイワシの量になる計算です。

日本で獲れるイワシは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類があり、富山湾で獲れるイワシは主にマイワシです。去年1年間の富山湾の水揚げトップ3は、1位がサバ、そして2位がマイワシでした。

実は、数十年単位でみると、富山湾のイワシは「豊漁の時代」が来ているというのです。
