海水温が影響しているのか…

富山湾での漁獲量の変化を示したグラフ。青色の部分がマイワシの推移です。1970年代に入り、漁獲量が増え、1980年ごろをピークに減少。2000年ごろからほとんど獲れなくなり、2010年を過ぎると再び漁獲量が増え、いまが「豊漁の時代」だといいます。

提供:富山県水産研究所

富山県水産研究所 瀬戸陽一さん:「マイワシは豊漁の時代が続いています。マイワシは海水温と資源の状況が非常にリンクしている魚の代表的な例といわれていまして、海水温が冷たい時期にマイワシ資源が増えるといわれています。逆に暖かい時期にはマアジであったり、カタクチイワシなどが増えるといわれています。水温の状況と資源の状況がリンクしています」

数十年ぶりの豊漁には海水温が影響しているとみられるといいますが…。

富山県水産研究所 瀬戸陽一さん:「これだけ多く獲られている魚なんですけど、まだまだわからないこと多いんですよ。謎につつまれています」

昔から庶民の魚、大衆魚とも言われるイワシですが、その生態はすべてがわかっているわけではなく、謎につつまれています。