1週間後の現場へ、定置網は無事なのか…


いまも大量のイワシが、網の目合いに刺さったままになっていました。漁師の曽場さんは、あの日の“尋常ではない量”のイワシが目に焼きついているといいます。

漁師 曽場慎太郎さん:「この範囲、全てイワシで埋め尽くされていた。あれもそれもイワシです。(今は)腐敗したイワシの油が、水面に浮いてくるって感じ。海も汚れちゃったかなと心配なんですけど…」


壊れた網の修復には、安く見積もって数百万円もかかるとみられています。復旧のめどは立っていません。

漁師 曽場慎太郎さん:「修理に数百から数千万はかかるかなという風に考えています。漁ができない状態となっていますので、漁ができない以上、収入もないので…。困っています。何十年、漁師をやられている方もおられますけど、今まで一番、ひどいと。ひどいというか量が多く獲れている」

「市場でのいわしの価格もこれだけ獲れているものですから、スーパーの店頭に並ぶときも比較的安価に購入していただけるかなと思いますけど、(定置網が壊れて)漁ができなくなってイワシが獲れないっていう風になると、また話が違ってくるのかなと思います」