甚大な被害をもらたした大雨からちょうど1か月を迎えた27日、富山県氷見市を取材すると見えてきたのは支援の輪の広がりです。

住宅の浸水被害が相次いだ氷見市の宇波地区では27日、県内外から集まった災害ボランティアが住宅から泥を出す作業やブロック塀の撤去などを行っていました。

8月27日の未明から朝にかけての宇波川を映した河川カメラの映像では、一気に水かさが増し、周囲へと流れ出る様子が確認できます。

宇波地区では辺り一面が冠水し、川のすぐそばに建つ住宅では床上50センチ以上が水に浸かりました。

あれから1か月が経過した27日、宇波地区では災害ボランティアが床下に入り、溜まった土砂を袋に詰めてひとつひとつ運び出しました。

氷見市のボランティアセンターによりますと、市内では27日までにのべ2198人がボランティアとして活動したということです。

学生ボランティア
「住民さんたちが元気になっていくというところに少しでも貢献できたら、ボランティアの意義があるのかなという風に感じてます」
県内から参加した60代男性
「被災された方が一番大変だと思いますので、少しでも手助けできればいいかなと思っています」

県内から参加した20代女性
「一刻も早く氷見の皆さんが普通の生活に戻れるように応援していきたいなという思いで来ました。日が経っていくにつれて、どんどんやる内容もかわっていくんだなと実感しました」

センターに寄せられる復旧の相談は床下の泥を出す作業や消毒などが多く、相談全体の半分以上はまだ活動が完了していません。

センターによりますと、ボランティアの人数は足りているものの、床下がすぐに乾かないことや被災者との日程調整、雨による作業の中断もあり活動に時間がかかっているということです。

この家に住む男性の親族は――

親族の男性
「ボランティアさんが毎日多くの人が入っていただいて、家を少しずつではありますが、きれいにしていただいていますので、非常に助かっています。まずはとにかく人が戻って来られるような状況にしたいと思っている」