1時間半の作業 約500メートルを切り開く

休むことなく作業を進めること1時間半。石本さんたちはおよそ500メートルにわたって道を切り開きました。
【利賀市民センター総括 石本裕統さん】
「必死にやりました。夕方になる前には終わらせて、子どもたちをおろすことができればいいなと思っておりまして、その一心だったですね」

石本さんたちのとっさの行動が功を奏し、午後3時には教員や消防署員の付き添いのもと、児童・生徒27人全員がこの旧道を歩いて無事に下校することができました。その頃には、雨もちょう止んでいたといいます。
学校長も、この対応に深く感謝を示しました。
【南砺市立利賀学舎 山本佳和校長】
「本当に子どもたちのために、一生懸命やっていただいて、感謝しかありません」

そして石本さん自身が何よりうれしかったのは、子どもたちの様子だったといいます。
【利賀市民センター総括 石本裕統さん】
「子どもたちからは最後にありがとうという声がありましたが、なんせ楽しくお話ししながら帰っているのを見て、それが私はうれしかったですね」

地域のつながりが子どもたちを守る
今回のふたつの出来事は、どちらも地域のつながりの大切さを改めて教えてくれます。地元の川で育ったアユを給食に届ける漁業協同組合の取り組みも、通学路を自らの手で切り開いた市職員の行動も、根底にあるのは「子どもたちのために」という思い。地域ぐるみで子どもを育て、守る文化といえそうです。










