記録的な渇水が続いていた庄川水系の上流にある御母衣(みぼろ)ダムで、8月26日以降の局地的な集中豪雨により貯水状況が一部回復しました。これにより懸念されていた放流不能という事態は回避され、現在の「取水量2割減」の措置を9月末頃まで継続できる見通しとなりました。
国土交通省富山河川国道事務所によりますと、御母衣ダム周辺の大白川(平瀬)では8月29日から30日にかけて317ミリのまとまった雨を観測しました。
8月23日には最低水位に迫り、29日には放流不能となるおそれもありましたが、8月31日午前9時時点で貯水率は約13%(有効貯水量・約4,385万立方メートル)まで持ち直し、今回の降雨により当面の供給が維持されることになりました。
下流の砺波市にある合口ダム下流地点での河川維持流量(毎秒約8.4立方メートル)の放流も継続されます。また、祖山ダムの貯水率は約66%、小牧ダムは約75%と平年並みの水準となっています。
ただし、下流の氷見市など周辺地域ではこの集中豪雨による洪水被害が発生しており、気象や河川の動向には引き続き厳重な警戒が必要です。
取水制限の完全解除についても、今後の降雨状況を見極めた上で判断される方針です。










