おととし3月、富山市で飲酒運転の車に女性がはねられ死亡した事故で、過失運転致死と酒気帯び運転の罪に問われている建設業・山崎満大被告(44)の初公判が富山地裁で開かれ、山崎被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、被告がスナックや居酒屋で芋焼酎やビールを重ね飲みした上、「運転代行業者が見つからなかったため、アルコールが残っているのを自覚しながら運転した」と身勝手な犯行の悪質性を指摘しました。
事故で母親を亡くした 中田康介さん
「やはり母を亡くした息子とすればなぜというのは悔しいという気持ちは変わらないです。過失運転致死罪での起訴になっていますが量刑というところのどれぐらいという所は最大限の年数の量刑を望みます」

飲酒運転による逆走事故で母を亡くした中田康介さん。初公判を終えて心境を語りました。
過失運転致死と酒気帯び運転の罪に問われているのは富山市の建設業、山崎満大被告(44)です。
起訴状によりますと、山崎被告はおととし3月21日の未明、酒を飲んだ状態で車を運転。フロントガラスの雪で前が見えないまま一方通行を逆走し、交差点を左折する際に、横断歩道を渡っていた井野真寿美さん(当時62)をはねて死亡させたとされています。

生前、アーティストでありピアノ講師としても活動していた井野さん。

中田さんら遺族は、山崎被告が飲酒運転をしていたことや一方通行を逆走したことなどから、より刑の重い「危険運転致死罪」での起訴を求め、6万人を超える署名を富山地検に提出していました。
事故から2年半、中田さんら遺族は、被害者参加制度を利用し、裁判に臨みました。

初公判で山崎被告は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、被告は事故の前、スナックで芋焼酎の水割りをグラスで3杯から5杯飲み、その後、別の居酒屋でビールを2杯以上飲んでいたと指摘。「運転代行業者が見つからなかったため、体内にアルコールが残っているのを自覚しながら運転して帰宅することを決めた」と犯行の悪質性を主張しました。

中田さんは公判中、被告をじっと見つめ、時折涙をぬぐう場面もありました。
裁判では今後、中田さんへの証人尋問などが予定されています。
事故で母親を亡くした 中田康介さん
「私が出来ることやるべきことというものを整理しながら最大限力を発揮したいと思いますし。今この量刑という枠組みはありますけどもその中で出来る最大を母のためにやりたいと思っている」
次回の裁判は9月4日行われ、弁護側の証人尋問が予定されています。











