去年11月に富山市の女子中学生が自殺したことを受けて、洋子さんの夫の正純さんが代表を務める団体などが会見を開き、洋子さんのメッセージを読み上げました。

メッセージ「いのちを大切に」 高和洋子(NPO法人はぁとぴあ21前理事長)

いじめにあって、心が壊れそうになっているあなたへ
がんばっても、がんばっても、否定され疲れ果ててしまったあなたへ
大人の「あるべき論」につぶされそうになってしまったあなたへ
集団の中で、生きづらさに悩むあなたへ
生きていくことがつらいと感じているあなたへ
分かってもらえない、理解されない孤独感や不安の中で、「独りぼっち」と感じているあなたへ
誰にも本当の気持ちが言えず、笑顔を続けてきたあなたへ
つらいときは、休んでいいのです。無理しなくてもいいのです。自分を追い込んでしまいそうなら、その場から離れてもいいのです。
不登校については、5年前から新しい法律ができています。誰にも起こり得ることであり、今は問題行動ではなくなっています。また「休むことの重要性」や「学校以外の多様な学び」の選択が保障されています。
「死にたい」と思うほどつらいなら、今は無理をせず、心も体も休ませることが必要な時です。
「誰にもわかってもらえない」「生きていたくない」「行き場がない」「もうダメ」と思ったり、自分を責めてしまったりするでしょう。
そんな時は、ゆっくり心を休め、やりたいことをしながら、一人の時間を過ごしてみてください。心が落ち着いたら、死にたいという思いを一旦横において、荷を下ろしてみませんか。
あなたは悪くないのですから、自分を大切にするために、「どうしたら自分の心を守れるのか」を考えていきませんか。一人では難しいのなら、一緒に考えていきましょう。
