2023年、大きく変わるものの一つが電気料金です。燃料コストの急騰に円安が拍車をかけ、43年ぶりの値上げに踏み切った北陸電力。松田光司(まつだ・こうじ)社長は、「この難局を糧に持続的な成長に繋げていきたい」と社員にメッセージを送りました。



世界的な燃料価格の高騰で値上げが相次いだ去年。かつてない厳しい経営状況に、北陸電力は、43年ぶりに料金の値上げを申請。ことし4月1日から一般家庭などの電気料金は平均45.84パーセントの値上げとなります。



社内向けに配信された年頭あいさつで松田光司社長は、「値上げという状況となったことについて大変重く受け止めなければならない」としたうえ脱炭素社会への対応など、「お客さまのニーズを捉え、この難局を糧に持続的な成長に繋げていけるものと信じている」とメッセージを送りました。



また、志賀原発については「今年はぜひ進捗が実感できるステップを昇っていきたい」と再稼働へ意欲を示しています。