出世魚であるブリを奉納し、1年の無病息災を願う正月恒例の「鰤分け神事」が富山県内の神社で行われました。


「鰤分け神事」は、出世魚のブリにあやかって、一家の繁栄や1年の無病息災を願う富山県射水市の加茂神社で平安時代から続くとされる伝統行事です。

今年は3年ぶりに来賓を招いての開催となり、氏子の代表が地元の3つの地区から奉納された「塩ブリ」を高く掲げながら地区の名前を一つ一つ読み上げました。


氏子代表・北川武さん「小さい頃からこのしょっぱいブリとお餅を焼いたのを食べて1年間健康でいようねと。なんとか一生懸命みんなで守って後世に伝えていければなと思っています」

切り分けられたブリはおよそ230軒の氏子の家に配られ、各家庭で食べるということです。