富山県警滑川警察署によりますと12月22日、富山県滑川市に住む男性(30)の携帯電話に「利用料金について確認事項があり連絡がほしい」とのショートメールが届きました。男性が指定の番号に電話したところ、「有料サイト料金48万9,000円が未納で、こちらの弁護士が立て替えておく」などと言われました。
さらに電話口から個人データ管理団体のナカムラを名乗る男が「滞納金の95パーセントは国が負担する」などと言ったので、男性はこれを信じて黒部市内の金融機関のATMから、48万9,000円を送金してしまったということです。
その後もトヨタを名乗る男から電話があり「まだ2つの有料サイトの滞納分が残っている」「未納料金は140万円」などと言われ、これを信じた男性は、男の指示に従い、23日までに88万9,520円を送金しました。
送金後、何度も請求されたことを不審に思った男性が送金先の金融機関に確認したところで詐欺であることがわかり、警察に届け出ました。被害総額は137万8,520円にのぼります。
警察は、一方的に「利用料金が未納になっている」などと電話をかけてきたり、メールを送信してきたりするのは詐欺の手口であるとしています。
そのうえで警察は、不審な電話があった場合は、1人で悩まず警察(110番又は警察相談専用番号#9110)へ相談するよう呼びかけています。