23日に高市総理が衆議院を解散し、事実上の選挙戦がスタートしました。解散後、初の週末を迎えた24日、25日。富山1区の候補者は真冬の超短期決戦へ向けて準備を加速させました。

選挙区か比例代表か

大雪に見舞われた週末の富山市内。

24日、県民会館に姿を現したのは、前衆議院議員の田畑裕明氏です。

この日開かれた自身の後援会の会合には、地元の支援者100人以上が訪れていました。

最大の関心事は田畑氏が無所属で選挙区に立候補するか、比例代表に回るかです。

無断・架空党員登録問題で自民党から選挙区の公認を得られなかった田畑氏。

22日、無所属での出馬を表明していました。

田畑裕明
「こたつから出て、吹雪の中を1人で立つ。そのような気持ちで、田畑裕明の名を浸透させていきたい」

しかし、23日夕方に自民党本部が発表した比例の公認候補の名簿には田畑氏の名前が。

選挙区か比例か。どちらで出馬するかの判断は田畑氏の手に委ねられました。

その日の夜、富山市内で行われた会合に来賓として出席していた田畑氏に出馬の意向を確認すると――

田畑氏
「いまはちょっとコメント出しようがないので、申し訳ないけど。まったく今はノーコメントなので」

迎えた24日の後援会は完全非公開。

1時間にわたって支援者と協議が行われ、終了後に田畑氏が取材に応じました。

田畑氏
「無所属での出馬ということについても、その気持ちは何も変わっていない」

選挙区で出馬する考えに変わりはないとしたうえで、「党本部と協議する」とし、比例での出馬にも含みを持たせました。

支援者は出馬の判断を田畑氏に一任するとしています。

支援者
「(比例の順位が)1位でなれば、ちょっと考え方も違うかもしれんけど、それ以外は受け付けない。1位じゃないとダメ」
「絶対当選圏内だったらそれは話は別です。議員として生き残らんなん意味ないんですよ」
「本人に任せんなんしゃあない。富山は富山のもんにせんなんじゃ」

そして公示前日の26日午後6時前。選挙区での出馬を断念すると発表しました。

田畑氏
「多くの仲間、執行部からの私に対する進言は私の心を大きく揺さぶるものでございます」