予算案の年度内成立に強い意欲を示してきた高市総理。先ほどから行われている締めくくりの質疑でも。
高市総理
「国民生活に支障を生じさせないよう、年度内に成立をさせていただけるように国会での審議に誠実に対応しているつもりでございます」
姿勢は変わりません。その意向を反映した衆議院での審議日程は異例の経緯を辿ってきました。
審議時間は締めくくりの質疑の3時間を入れて59時間。衆議院によりますと、これは今のかたちで審議が行われるようになった2000年以降で最短です。
現職閣僚
「量より質だ。十分良い議論が出来ている」
与党内からは理解を示す声があがる一方、野党からは大きな反発を招きました。
中道改革連合 小川淳也 代表
「一連の強硬な国会運営は異常なことであり、後世に引き継ぐには恥ずかしい歴史を刻んだということにならざるを得ない」
さらに予算案の細目について、省庁ごとに審査する分科会は開催すらされませんでした。これは37年ぶりのことです。
“数の力”を背景にした国会運営で多くの野党が態度を硬化させることになった衆議院での審議。去年、年収の壁の引き上げなどで合意したことから“予算案の早期成立に協力する”文書を交わしていた国民民主党も反対に回ることになりました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「内容も大事なんですが、決め方、プロセスも民主主義においては極めて大切だ。基本的なプロセスがですね、軽視されているということはやはり看過できない」
予算案は今夜中に衆議院を通過する見通しで、次の舞台となる参議院では来週16日から審議を始めることで与野党が合意しました。ただ、徹底抗戦の構えを見せる野党は例年通りの充実した審議を求めていて、参議院では少数与党の自民・維新がどこまで強気を保てるのか、政府・与党が目指す年度内成立は不透明感が漂っています。
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