インフルエンザの回復を早める“漢方の力”
漢方は、インフルエンザなどの高熱に対しても、解熱剤とは全く異なるアプローチで回復を助けてくれます。

富山大学附属病院 和漢診療科 貝沼茂三郎医師
「熱を下げることは、スパッと下がりますが倦怠感だけが残ったりすることがあります。それに対し、風邪とかインフルエンザに使う代表的な漢方薬『麻黄湯』。『葛根湯』の仲間になるのですけれど、そういった漢方薬を飲むと、体を温めてウイルスを排除する反応を、より高めてくれて、たくさん汗をかいてすっきりするというのが、カロナールとは作用基準が全く違います」
漢方薬の中には似たような効果が記載されているものもありますが、効果を感じるためには、体質や症状に合わせた選択が重要となります。

富山大学附属病院 和漢診療科 貝沼茂三郎医師
「女性に処方される代表的な漢方薬に、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散があります。どう使い分ける方というと、桂枝茯苓丸は『暑がりで血液の循環が悪い人』、当帰芍薬散は『寒がりで血液の循環が悪い人』に処方します。『こういう症状だから』といって誰でも効くわけではないので、専門家の医師の診察を受けた上で服用したほうが良いと思います」
SNSの普及などにより、若い世代でも人気が高まる漢方薬。体調全般の底上げにつながる魅力がある一方で、安易な服用は思わぬ落とし穴を招きます。
医師と相談しながら、自分の体に合った「正しい一杯」を生活に取り入れていくことが、健康への近道のようです。










