効果を最大化する“煎じ薬” 生薬の微調整も

こうした副作用のリスクを抑え、より高い効果を出すために推奨されるのが「煎じ薬」です。

富山大学附属病院 和漢診療科 貝沼茂三郎医師
「これは桂枝茯苓丸という漢方薬の煎じ薬。桂皮、茯苓、桃仁、牡丹皮、芍薬。この5つの生薬がひとつとなって、これを混ぜたものを600ccぐらいの水から煮出して抽出したものになります」

「桂枝茯苓丸」は、血液の循環を良くする効果があり、肩こりや女性の月経に関する症状に用いられる漢方薬。

嘉藤アナ ※医師の判断のもと試飲
「全然苦くないですね。お茶のような感覚でさっぱりとしています。シナモンような甘い香りがします

煎じ薬の効果を10とすると、一般的な医療用エキス製剤は7程度といわれています。

医療用エキス製剤は乾燥させて「賦形剤(ふけいざい)」という添加剤が加えられているため、効果が落ちるといいます。

富山大学附属病院 和漢診療科 貝沼茂三郎医師
「医療用エキス製剤も既製品なので、決められた甘草の量が入っています。ですから、そういった(副作用の)症状が出た時に減らすことができない。煎じ薬の場合は生薬の量を調整できるので、量を足したりとか引いたりとかできますし、もともと入っていない生薬の効果を上げるために加えたりすることも実際にしています」