全国で保育現場での虐待が相次ぐ中、富山市では子どもたちへの虐待を未然に防ぐヒントを探ろうと17日、富山県富山市で講演会が開かれました。
児童虐待防止機構 オレンジCAPO
島田妙子さん:
「命がけで子育てする中で腹も立ちます。イライラもします。だからといって感情的に感情表現していると私たちは当たりやすい人にだけ当たってしまいますよね」

講演会で講師を努めたのは自らも幼い頃に虐待を受けた経験があり、現在、全国で虐待の防止活動を続ける島田妙子さん。
講演会は児童虐待を防ぐための知識の向上を図ろうと富山市が開いたもので、市の福祉協議会や民生委員のメンバーなどが参加しました。

島田さんは講演の中で、「イライラした時の怒りの感情を誰かに向けるのはやめてほしい」と話し、「子どもの心と命を守るために、怒る時に何が大切なのかを考えることが大事だと」訴えました。
