自然由来の漢方薬にも “副作用”

「自然由来だから安心」と思われがちな漢方ですが、副作用や正しい服用方法を知っておく必要があると、志田院長は警鐘を鳴らします。

1. 漢方薬にも副作用はある
ダイエット薬として知られる「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」で肝障害を起こす例(約1%)や、「甘草(かんぞう)」をとりすぎることによる血圧上昇・むくみ、「麻黄(まおう)」による動悸・尿閉などが報告されています。月単位で漢方薬を続ける場合は、漢方内科に相談しましょう。

2. 基本は「空腹時」に服用
漢方薬は吸収を良くするために空腹時(食前・食間)の服用が推奨されます。ただし、胃が弱い人は、胃もたれを防ぐために「食後」の服用がおすすめだといいます。

3. 西洋薬からの切り替えは慎重に
産婦人科領域(妊活によるピルの中止や更年期障害)では、漢方への切り替えがスムーズなことが多い一方、精神疾患(うつ病など)の薬については、自己判断での切り替えは極めて危険です。重い離脱症状がでることや、元々の症状の悪化につながる可能性があるため、必ず主治医に相談を。

SNSの普及により、若い世代でも人気が高まる漢方薬。

体調全般の底上げに繋がるといった魅力がある一方で、安易に長期間飲み続けたり、自己判断で西洋薬から切り替えたりすると思わぬ副作用を招くことも。

医師と相談しながら、正しく生活に取り入れることが大切です。