日常に潜む「黄ばみ」の正体 病気の引き金に
一方で、白目の黄ばみは内臓疾患だけが原因ではありません。 私たちの日常生活の中にも、目を黄色くさせる要因が潜んでいます。

① 瞼裂斑(けんれつはん)
黒目の真横にある白目が黄色っぽく変色する状態。コンタクトレンズや紫外線のダメージで、結膜が分厚くなることで起こり、ひどくなると盛り上がって炎症を起こすこともあります。
② 紫外線の影響
肌と同じく目も日焼けをします。紫外線を浴び続けると、黄ばみだけでなく、白内障や雪目(電気性眼炎)といった病気の引き金にもなりかねません。
③ ブルーライト
スマホやパソコンのブルーライトは、目にダメージを与え、視力低下や目の乾燥、そして黄ばみの原因にもなります。
そのため、サングラスや帽子で紫外線を防ぐこと、そしてスマホやパソコンから意識的に距離を置く時間を作ることが大切です。
しかし、久野医師は「まずは原因の特定が先決」だと強調します。
めじろ内科クリニック 久野伸夫医師
「健康診断で肝機能障害を指摘されている場合は、必ず二次検査を受けてください。血液検査や超音波、CT検査などの画像検査を行うことで、ウイルスの有無や臓器の状態を正しく把握することができます」
たかが目の色の変化と思っていると、思わぬ病気や目のダメージが隠れている可能性が。
鏡の中の小さな変化を見逃さず、日々の生活習慣を見直すとともに、異常を感じたら迷わず医療機関を受診することが大切です。










