ふと鏡を見たときに、白目が黄色くなっていると感じたことはないでしょうか。 「疲れているからかな?」と見過ごしてしまいがちですが、実はその黄ばみ、肝臓などの臓器が悲鳴を上げているサインかもしれません。紫外線やブルーライトなど日常生活が原因となっていることもあり、放置せず適切な対応をとることが必要です。
胆管・肝臓・膵臓の悪性腫瘍で…
白目の黄ばみの正体として、まず疑われるのが「黄疸」です。
黄疸は、肝臓や胆管などの病気が進行しているサインであり、放置するのは極めて危険。

糖尿病内科・消化器内科を専門とする「めじろ内科クリニック」の久野伸夫医師によると、胆石症をはじめ、胆管や肝臓あるいは膵臓の悪性腫瘍(がん)、肝炎などその原因は多岐にわたるといいます。
めじろ内科クリニック 久野伸夫医師
「肝炎には『急性』と『慢性』があり、急性肝炎の原因には、生ガキなどから感染する『A型肝炎ウイルス』や、異性間交渉で感染する『B型肝炎ウイルス』、その他にアルコールや薬などがあります」

「一方、慢性肝炎は『C型肝炎ウイルス』や、アルコールや肥満による「脂肪肝」などが原因となりますが、これらが進行して「肝硬変」の状態になったとき、黄疸が出て白目が黄色くなることがあるのです」










